イメージとの違い

若い人に変なイメージを持たれていることは残念です。

泌尿器科を受診することに何か恥ずかしい印象があるのは何故なのでしょうか。特に思春期には泌尿器科を受診しているなどとは口が裂けても言えない雰囲気がありました。おそらく、何らかの影響で泌尿器科の病気は性病が全てだと思い込んでいるからだと思われます。 実際、泌尿器科の扱う病気は多岐にわたり性病と言われるものは、そのごく一部分にすぎません。腎臓も泌尿器科の担当ですし、尿路結石でも泌尿器科のお世話になります。こういった変なイメージを払拭してほしいと心から願わざるを得ません。何しろ、男性でも女性でも泌尿器に違和感を感じつつ我慢している人が多いからです。 頻尿なんか病気じゃないなどと侮っていると実は大きな病気の初期症状だったりするわけです。最近は待合室で患者同士が顔を合わせないで済むようなスタイルで泌尿器科クリニックを経営している個人病院も出て来ました。

集団検診によって比較的早期発見しやすい泌尿器疾患。

集団検診では必ず採尿があります。したがって、泌尿器に何かの異常があれば比較的早い段階で発見される可能性が高いのです。これは実に喜ばしいことです。前の日に重労働したりして、たまたま尿内に蛋白や鮮血が混ざることはあります。しかし、定期的に血と蛋白、そして糖が出ているならば何らかの疾患にかかっている可能性が高いのです。 前立腺癌の患者は食生活の欧米化と長寿化で急激に増えて来ています。前立腺疾患も泌尿器科の担当部位ですので、今後益々泌尿器科を受診する人は増えるはずです。 前立腺癌は、癌の中では比較的悪性度が低いと言われています。患者の年齢によってはそのまま様子見をするという放置療法が取られる場合もあります。それでも早期発見できることは大切です。今後も泌尿器科の必要性は益々強まって行くのです。