夜でも受けられる診察

夜間診療は診療所が担ってきました

医療と言うものは、その国の根幹をなすものでありますので、日本が明治時代に鎖国状態から開国していよいよ近代的な国家を形成し始めた時に、その真っ先に取り組んだ課題の一つが医療の充実でしたので、多くの医学部がこの明治時代の時期に開設されました。 こうした医療の役割は、やはり社会への貢献が一番となりますので、一般の企業や商店の営業時間が昼間の一定の時間であるのに対して、医療機関は夜間診療を昔から実施してきました。 とくに昔は、今よりも診療所の果たしてきた役割が大きかったので、夜間診療はおもにこうした町で開設している一般の診療所が担っていましたし、その診療する範囲は現在よりもずっと広範囲をカバーしていたのです。

診療所が再び重視される見込みです

こうした診療所が担ってきた夜間診療ですが、もちろん病気と言うのは今も昔も時間を問わず発生しますので、その必要性は継続していて、今ではそのほとんどが大きな病院などの救急医療の中で実施されています。 これにはいくつかの要因があるのですが、その一つが医療の専門分野への細分化が背景にあります。 先述のように、夜間診療には広い範囲の知識や技術をカバーする必要性がありますので、細分化した現状で広い範囲をカバーできるのは、必然的に多くの医師が常駐する大きな病院などの医療機関になるのです。 しかし、こうした問題点を指摘されるようになって、総合診療への取り組みも始まっているので、今後は再び診療所レベルでの夜間診療が重視される見込みです。